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ご詠歌でよく使われる語句のふり仮名辞典です。 |
あ行 | か行 | さ行 | た行 | な行 |
は行 | ま行 | や行 | ら行 | わ行 |
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御法 | みのり | 仏法。仏の教え |
台 | うてな | 上が平らで、物をのせるようになっている台 |
補陀落 普陀落 | ふだらく | 観音が住むという理想郷の八角形の山。 |
笈摺 | おいずる おいずり | 巡礼などが笈(木箱)を背負うとき、高価な着物の背が木で擦れるのを防ぐために着物の上に着る単(ひとえ)の袖なし。 |
普門 | ふもん | 普(あまね)く門(かど) |
福聚 | ふくじゅ | 観世音菩薩の福徳 |
あ行
Top あ か さ た な は ま や ら わ | ||
阿吽 | あうん | 阿吽の呼吸(あうんのこきゅう)のあうん。万物の初めと終わりを象徴する |
仰ぐ | あお-ぐ | |
垢 | あか | 仏教用語では煩悩のこと。心身に宿ったけがれ。 欠点。未熟さ。 |
閼伽 阿迦 遏伽 | あか | 仏前・墓前に供える水。後にはお供物を盛る容器も閼伽と呼ぶ。 |
閼伽井 阿伽井 | あかい | 仏前などに供えられる水(功徳水)をくむ井戸 |
閼伽井の水 | あかい-の-みず | 閼伽井から汲まれて仏前に供えられる水。 |
崇める | あが-める | |
悪逆 | あくぎゃく | |
悪行 | あくぎょう | |
悪業 | あくごう あくぎょう | |
悪魔外道 | あくまげどう | |
悪魔退治 | あくまたいじ | |
阿裟婆 | あさば | 大日如来ご真言:「阿毘羅吽欠裟婆呵」の略。梵語の音訳なので漢字に意味は無いが、梵語は成就吉祥の意味と言われる。 |
朝日夕日 | あさひゆうひ | |
阿字 | あじ | 阿吽(あうん)の様に梵字で阿は万物の初めを表すことから、全ての宇宙の事象にも阿字が不生不滅の根源となると考える。阿字観 |
梓弓 | あずさゆみ | 梓の木で作った弓。神事に使用される弓 |
仇 徒 | あだ | |
愛宕 | あたご | |
遠近 | あちこち おちこち | |
阿耨多羅 | あのくたら | 正しい知識の意味。梵語を音訳した「般若心経」の一句の「阿耨多羅三藐三菩提」の略なので漢字自体に意味は無い |
阿耨菩提 | あのくぼだい | 正しい知識の意味。梵語を音訳した「般若心経」の一句の「阿耨多羅三藐三菩提」の略なので漢字自体に意味は無い |
海人小舟 | あまおぶね | 海人(漁師、海女等の海の漁を職業とする人)の乗る小舟 |
天津雲井 | あまつくもい | |
普く 遍く | あまね-く | |
阿弥陀 | あみだ | 阿弥陀如来、阿弥陀仏 |
阿弥陀三尊 | あみださんぞん | 阿弥陀如来を中尊とし、その左右に左脇侍の観音菩薩と、右脇侍の勢至菩薩を配する三尊 |
天が下 | あめがした | 空の下。日本中。 |
天地 | あめつち | 天と地。宇宙。全世界。 |
歩み | あゆ-み | |
阿羅漢 | あらかん | 梵語の音訳。仏教において最高の悟りを得た聖者のこと。この境地に達すると迷いから脱して涅槃に至ることができるという。 |
表す 現す 顕す 著す | あらわす | |
有難や | ありがたや | |
安養浄土 | あんようじょうど あんにょうじょうど | 阿弥陀仏の極楽浄土のこと。往生した者は、心を安んじ、身を養うところからいう。安養世界。 |
安楽世界 | あんらくせかい | 極楽浄土の別名。苦悩なく、安穏快楽な世界 |
幾重 | いくえ | |
幾千年 幾千歳 | いくちとせ | 何千年 |
幾千代 幾千世 | いくちよ | 非常に多くの年代 |
幾度 | いくど いくたび | |
幾年 | いくとせ | |
幾代 幾世 幾夜 | いくよ | |
砂子 砂 沙 | いさご | |
一期一会 | いちごいちえ | 一生に一度だけの機会 |
一仏浄土 | いちぶつじょうど | 仏が住んでいる浄土。阿弥陀仏の極楽浄土。 |
一仏成道 | いちぶつじょうどう | ある仏が悟りを開くこと。 |
一切衆生 | いっさいしゅじょう | この世に生を受けたすべての生き物(特に人間)。 |
一斎衆生 | いっせいしゅじょう | 一切衆生と同じ |
出る | いで-る で-る | |
威徳 | いとく | |
賤しい 賎しい | いや-しい | 身分が低い。地位が低い。 |
卑しい | いや-しい | 人格や人柄が卑怯、卑劣。 |
入相の鐘 | いりあい-の-かね | 日暮れ時に寺でつく鐘。また、その音。 |
憂い | う-い うれ-い | |
有為 | うい | さまざまな因果関係・因縁のうえに存立する現象を意味する |
有為転変 | ういてんぺん | 世の中のすべてのものが絶えず変化して、しばらくの間も同じ状態にとどまることがないこと。有為無常。 |
有為の奥山 | ういのおくやま | いろは歌の一句で、無常のこの世の中を、道もなく越すに越されぬ深山にたとえた言葉。 |
有情 | うじょう | 木石などの非情のものに対し、一切の人や動物。 |
映る 写る 移る 遷る | うつ-る | |
台 | うてな | 上が平らで、物をのせるようになっている台 |
優曇華 | うどんげ | 梵語の音写の略で、三千年に一度だけ花が咲くとき転輪聖王が出現すると言われる事から、極めて稀れな事のたとえ。 |
盂蘭盆会 | うらぼんえ | 日本ではお盆に祖先の霊が各自の家に帰って来られるのをお迎えする先祖供養 |
嬉し | うれし | |
有漏 | うろ | 迷いを有する状態を。 |
有漏路 | うろぢ | |
雲霧 | うんむ くもきり | |
回向 廻向 | えこう | 仏事法要を営んで死者を追善すること |
会者定離 | えしゃじょうり | 命あるものは必ず死に、出会った者は必ず別れること |
穢土厭離 | えどおんり えどえんり | 苦悩多い穢 (けが) れたこの娑婆世界を厭 (いと) い離れたいと願うこと |
縁 | えにし えん | |
慧日 恵日 | えにち けいじつ | 太陽、日。転じて、天地のめぐみ。 |
縁起 | えんぎ | |
厭離穢土 | えんりえど おんりえど | 苦悩多い穢 (けが) れたこの娑婆世界を厭 (いと) い離れたいと願うこと |
遠路遥々 | えんろはるばる | |
笈摺 | おいずる おいずり | 巡礼などが笈(木箱)を背負うとき、高価な着物の背が木で擦れるのを防ぐために着物の上に着る単(ひとえ)の袖なし。 |
横道 | おうどう |
① 人間としての正しい道に外れていること。よこしま。邪道。
② 不正と知りながら行うこと。 ご詠歌の札所名に使われる場合は「よこどう」と呼ばれる様で、横道(よこどう)とは"街道(かいどう)から分岐した、その地域内の往来にしか利用しない道" の意味 |
拝む | おが-む | |
於苦悩死厄 | おくのうしゃく | 梵語を音訳した「観音経」の一句で漢字自体に意味は無い |
御慈悲 | おじひ | 仏の慈悲 |
御手水 | おちょうず | |
御室 | おむろ みむろ | |
御身 | おんみ おみ |
か行
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皆共成仏道 皆倶成仏道 | かいぐじょうぶつどう | 梵語を音訳した「回向文」の一句で、修行者はどんな愚かな者からも学べるの意味 |
邂逅 | かいこう | めぐりあい。 |
皆是 | かいぜ | |
案山子 | かかし | |
斯かる世 | か-かる-よ | |
杜若 | かきつばた | |
懸けまくも | か-けまくも | |
過去七仏 | かこしちぶつ | 釈迦仏までに登場した7人の仏陀(悟りを開いた人)の意味。古い順から. 毘婆尸仏、尸棄仏、毘舎浮仏、倶留孫仏、倶那含牟尼仏、迦葉仏、釈迦仏 の7仏。 |
畏き 賢き | かしこ-き | |
門 | かど | |
叶う 適う 敵う | かな-う | |
鐘 | かね | |
彼の岸 | か-の-きし | 彼岸(ひがん)の訓読み。涅槃。 |
川津瀬 | かわつせ | |
歓喜踊躍 | かんぎゆやく | おどりあがってよろこぶこと。 |
観自在 | かんじざい | 「観自在菩薩」の略。観世音菩薩と同じ。訳しかたの違いのみ。 |
観世音 | かんぜおん | 「観世音菩薩」。 略して「観音菩薩」「観音」 |
願以此功徳 | がんにしくどく | 梵語を音訳した「回向文」の一句で、願わくばこの功徳を以て の意味 |
観音 | かんのん | 「観世音菩薩」。 略して「観音菩薩」 |
観音薩埵 | かんのんさった | 観音菩薩の意味 |
観音慈悲 | かんのんじひ | 観音様の慈悲 |
観音浄土 | かんのんじょうど | 観音菩薩のおられる浄土 |
甘露法雨 | かんろほうう | |
祇園精舎 | ぎおんしょうじゃ | |
聞く 聴く 訊く | き-く | |
貴賎 | きせん | 身分の高い人と低い人。貴いことと卑しいこと。 |
鬼畜人天 | きちくにんでん | 餓鬼道、畜生道、人間道、天道を指し、六道に迷うもの。 |
帰命頂礼 | きみょうちょうらい | 仏に対する帰依礼拝を表す語。仏に礼拝するときに唱える。 |
逆縁 | ぎゃくえん | 仏の教えを素直に信じないことや、信じない人をいう。 |
清い | きよ-い | |
吉祥 | きよくっしょう きちじょう | めでたいこと,また,幸先のよいこと |
御座 | ぎょざ ござ おざ | 座席。座敷。説教。法座。 |
汲み | く-み | |
久遠 | くおん | 時が限りなく久しいこと。現在からみて遠い過去、または、遠い未来。 |
苦界 | くがい くかい | 苦しみの絶えない世界。人間界。 |
救誓 | くぜい | 菩薩が衆生の救済を願ってたてた誓い。 |
弘誓 | ぐぜい | 修行者である菩薩が,自身みずから悟りを開き,同じく衆生を救済しようとする決意,誓いを立てること。 |
救世 | ぐせい ぐぜ ぐせ くせ きゅうせい | 世間の一般の衆生を救済し,ひいては悟りの境地に導くこと。 |
愚痴無知 | ぐちむち | |
功徳 | くどく | 善根を積むことによって報いられる功能福徳や、現世・来世に幸福をもたらすもとになる善行のこと。 |
九法 | くのり | |
九品 | くぼん | 仏教で物質や人の性質を3×3での9種の等級で分類したもの。上上,上中,上下,中上,中中,中下,下上,下中,下下の9種類。 |
九品往生 | くほんおうじょう | 阿弥陀如来の住む極楽浄土に生れたいと願う者の9段階 (九品) の往生の仕方 |
九品浄土 | くほんじょうど | 極楽浄土。往生する者に9種(九品)の差異があるところから、浄土にも九品の差異がある事をいう。 |
九品蓮華 | くほんれんげ | 9段階 (九品) のハスの花 |
九品蓮台 | くほんれんだい | 9段階 (九品) の蓮台 |
雲井 雲居 | くもい | 雲がなびいている所。また、高く遠く離れた所。 |
雲の果たて | くも-の-は-たて | 雲の果て。空の果て。 |
雲間 | くもま | 雲の切れているところ。雲の晴れ間。雲切れ。 |
求聞持法 | ぐもんじほう | 虚空蔵菩薩(こくうぞうぼさつ)を本尊として行う修法。虚空蔵求聞法。 |
苦厄 | くやく | |
倶利迦羅 | くりから | |
功力 | くりき | 修行によって得た不思議な力。 |
実 | げ-に | |
下化衆生 | げけしゅじょう | この迷いの世界にあって,真理をみずに惑い苦しむ生きとし生けるものを、菩薩が教化し救済することをさす。 |
化現 | けげん | 仏陀や菩薩が,この現実世界に惑い苦しむ生きとし生けるものを救うために,いろいろな形をとって現実の世界に現れること。 |
化生 | けしょう | 過去の業の力で化成して生まれること。 何かが変化(へんげ)した霊的な存在。 |
懸想 | けそう | 思いをかけているような様子をする。 |
花蔵世界 | けぞうせかい | 蓮華世界と同じ |
華蔵世界 | けぞうせかい | 「蓮華蔵世界」の略。蓮華の象徴的意味から発展した世界観。 |
結縁 | けちえん | 仏道に入る縁を結ぶこと。仏道に帰依(きえ)すること。 |
現に | げん-に | |
現世安穏後生善処 | げんせあんのんごしょうぜんしょ | 法華経を信じる人は、現世では安穏に生活でき、後生ではよい世界に生まれるということ。 |
現世安穏後世善処 | げんせあんのんごせぜんしょ | 現世安穏後生善処と同じ。 |
現世後生 | げんせごしょう | 現世と後生 |
現世後世 | げんせごせ げんせこうせい | 現世と後世 |
現当二世 | げんとうにせ | 現世と来世とをあわせて言う。 |
香花燈明 | こうげんとうみょう | 仏前に供えるもの |
後世安楽 | こうせあんらく | 後世の安楽 |
後世極楽 | こうせごくらく ごせごくらく | 後世の極楽 |
広大無辺 | こうだいむへん | 果てしなく広く大きいさま。 |
光明 | こうみょう | 仏・菩薩(ぼさつ)の心身から発する光。慈悲や智慧(ちえ)を象徴する。 |
光明功徳 | こうみょうくどく | 光明は十方を照らして闇を除くはたらきのあること |
御縁 | ごえん みえにし | |
御恩 | ごおん | |
黄金白銀 | こがねはくぎん | |
五逆 | ごぎゃく | 「五逆」は五逆罪の略で、母親殺し、父親殺し、聖人殺し、仏を傷つけて出血させる、教団を破壊するという地獄に落とされる五つの重罪のこと。 |
五逆十悪 | ごぎゃくじゅうあく | 五つの憎むべき罪と十の悪い行い。 |
五逆消滅 | ごぎゃくしょうめつ | 五逆が消滅する。 |
極楽浄土 | ごくらくじょうど | |
爰 兹 此処 | ここ | |
御幸 | ごこう ぎょこう みゆき | 天皇・上皇・法皇・女院が外出すること |
御光 | ごこう みひかり みかげ | |
護国 | ごこく | |
五穀成就 | ごこくじょうじゅ | 五穀がよくできること。 |
鼓手 | こしゅ | つづみや太鼓を打つ人。 |
五障 | ごしょう | 「女人五障」ともいわれ、女性は梵天王、帝釈天、魔王、転輪聖王、仏陀になることができない、という説と他の「五障」は楽欲障、瞋恚障、睡眠障、悪作障、疑惑障の五障 |
後生安楽 | ごしょうあんらく | 後生の安楽 |
後生極楽 | ごしょうごくらく | 後生の極楽 |
後生浄土 | ごしょうじょうど | 後生の浄土 |
後生善処 後生善所 | ごしょうぜんしょ | 現世安穏後生善処を参照 |
後生菩提 | ごしょうぼだい | 来世に極楽に生まれ変わり悟りをひらくこと。 |
五濁 | ごじょく | 世の中のけがれゆくさまを、寿濁、劫濁、煩悩濁、見濁、有情濁の5つの濁で分類。 |
五濁悪世 | ごじょくあくせ | 五つの汚れに満ちた悪い世の意 |
御誓願 | ごせいがん | 誓願と同じ。神仏に誓いをたて、事の成就を願うこと。および仏・菩薩が一切衆生の救済を願って必ず成し遂げようと定めた誓い。 |
後世善性 | ごせいぜんしょう | 後世は善性(人々の生来の善良さ)である事 |
後世善処 | ごせぜんしょ | 現世安穏後生善処を参照。 |
後世菩提 | ごせぼだい ごしょうぼだい | 来世に極楽に生まれて、悟りを開くこと。後世菩提 (ごせぼだい)と同じ。 |
子育 | こそだて | 子育観世音菩薩 |
御尊体 | ごそんたい | 肖像・仏像などを敬っていう語。 |
五智如来 | ごち | 大日如来,阿閦如来,宝生如来,阿弥陀如来,不空成就如来 の五如来のこと |
護念 | ごねん | 仏・菩薩が行者を守ること。 |
子安 | こやす | 子安観世音菩薩 |
五輪五体 | ごりんごたい | |
是 | これ | |
欣求浄土 | ごんぐじょうど | 浄土(仏の世界)を心から喜んで願い求めるという意味。 |
さ行
Top あ か さ た な は ま や ら わ | ||
罪障 | ざいしょう | 往生・成仏の妨げとなる悪い行為。 |
済世 | さいせい | 社会の救済。 |
済生 | さいせい | 生命を救済すること。 |
済度 | さいど | 仏・菩薩(ぼさつ)が、迷い苦しんでいる人間をすくって(=済)、悟りの彼岸(ひがん)にわたす(=度)こと。 |
西方世界 | さいほうせかい | 「西方浄土」に同じ。 |
西方浄土 | さいほうじょうど | 阿弥陀如来を教主とする西方の浄土。 人間界から西方に十万億の仏土を隔てた所にあるという。 |
災厄消除 | さいやくしょうじょ | 災いを消し去る |
早乙女 | さおとめ | 田植をする若い女。 |
薩埵 | さった | 菩提薩埵の略で「菩薩」の意味 |
薩陀 | さつだ | |
悟る 覚る | さと-る | |
五月雨 | さみだれ | |
障り | さわ-り | じゃま。さしつかえ。 |
三界輪廻 | さんがいりんね | 三界(欲界、色界、無色界の3種の迷いの世界)に生と死を繰り返すこと。三界流転と同じ。 |
三界流転 | さんがいるてん | 三界(欲界、色界、無色界の3種の迷いの世界)に生と死を繰り返すこと。三界輪廻と同じ。 |
三界六道 | さんがいろくどう | 三界と六道のこと。三界は凡夫が生死流転する迷いの世界を三つ(欲界・色界・無色界)に分けたもの。六道は十界の中の地獄・餓鬼・畜生・修羅・人・天の六界をさし、これらは衆生輪廻の道途であるので六道という。 |
三垢 | さんく | 人間の心身をけがす貪欲(とんよく)・瞋恚(しんい)・愚痴の三つの煩悩。 |
懺悔 | さんげ | |
懺悔帰依佛 | さんげきえぶつ | これまでの行いに懺悔し、そして仏に帰依する。 |
懺悔滅罪 | さんげめつざい | 懺悔をして犯した罪業を消滅させること。 |
三業 | さんごう | 身業(しんごう)、口業(くごう)、意業(いごう) の三つの業。 |
三国流布 | さんごくるふ | |
三鈷松 | さんこのまつ さんこしょう | 弘法大師伝説の、見つけると幸せになれると言われている松の木の葉っぱの三鈷の松。 |
三十三身 | さんじゅうさんじん | 観音が衆生を救うために姿を変える三十三の姿。 |
三十三体 | さんじゅうさんたい | 観音が衆生を救うために姿を変える三十三の姿。 |
三世諸仏 | さんぜしょぶつ | 過去・現在・未来の3世にわたって存在する一切の仏。 |
三草二木 | さんそうにもく | 上,中,小の三草と大,小の二木が等しく雨によって潤うように,仏の教化を受ければ、人は等しく悟りの世界に入りうるということ。 |
三菩提心 | さんぼだいしん | 阿耨多羅三藐三菩提心の略で、悟りを求める心のこと |
三摩耶 三昧耶 | さんまや | 仏の本誓・除障・警覚・平等の意。 |
三密 | さんみつ | 身密,口密,意密の総称。仏の身体と言葉と心によって行われる3つの行為は不思議であることから三密と称される。 |
三藐三菩提 | さんみゃくさんぼだい | 阿耨多羅三藐三菩提の略。 |
紫雲 | しうん | 紫色の雲。念仏行者が臨終のとき、仏が乗って来迎(らいごう)する雲。吉兆とされる。 |
四海 | しかい | 四方の海。須弥山(しゆみせん)を四方から取りまく海。 |
慈眼視衆生 | じがんししゅじょう | 観音経の一句で、観音様は何時もやさしく思いやりの眼をもって生きとし生ける衆生を見てくださる。 |
四弘誓願 | しぐぜいがん | すべての仏や菩薩が共通して持っている四個の誓願。 衆生無辺誓願度・煩悩無量誓願断・法門無尽誓願知・仏道無上誓願成の総称。 |
時雨 | しぐれ | |
繁る 茂る | しげ-る | |
慈眼 | じげん じがん | 慈愛にみちたまなざし |
示現 | じげん | 仏・菩薩(ぼさつ)が衆生(しゅじょう)救済のため、いろいろ姿を変えてこの世に現れること |
示現普門 | じげんふもん | 観音が世を救済する為に、広く衆生の性格や仏の教えを聞ける器に応じて、種々の形体を現じる。 |
地獄 | じごく | 生前悪い事をした者が死後に落ちて、苦しみを受けるという所。=>八大地獄 |
地蔵 | じぞう | 地蔵菩薩 |
地蔵帝釈 | じぞうたいしゃく | |
子孫繁栄 | しそんはんえい | |
子孫繁昌 | しそんはんじょう | |
四智円明 | しちえんみょう | 「四智」とは大円鏡智、平等性智、妙観察智、成所作智の4つで、坐禅で目指すべきところ |
七観音 | しちかんのん | 千手観音・馬頭観音・十一面観音・聖観音・如意輪観音・准胝観音・不空羂索観音の七つ。 |
七堂伽藍 | しちどうがらん | 同じ志の人が集まる場所の意で、僧侶の住む寺院堂舎 |
悉有仏性 | しつうぶっしょう | 一切の衆生は仏性をそなえているということ。 |
実相 | じっそう | 仮のすがたの奥にある真実のすがた。 |
十方 | じっぽう | 東・西・南・北の四方、北東・南東・南西・北西の四隅と上・下の方角。あらゆる方面。 |
祠堂 | しどう | 祖先の位牌を祀ってある堂 |
慈悲 | じひ | 仏・菩薩が衆生をあわれみ、苦を除き、楽を与えようとする心。 |
慈悲忍辱 | じひにんにく | 慈悲の心をもって、どんな苦難にも耐えること。 |
四方浄土 | しほうじょうど | 仏教では十方に浄土ありと言い、なかでも西の阿弥陀浄土・東の薬師浄土・南の釈迦浄土・北の弥勒浄土は、四方浄土として重要視される。 |
標茅原 | しめじがはら -さしも草 | |
釈迦 | しゃか | 釈迦如来。釈迦牟尼仏 |
錫杖 | しゃくじょう | 修験者が持つ杖。頭部の金属製の輪に数個の小環をつけて振り鳴らす。柄の短いものと床に突き立てて鳴らす柄の長いものがある。 |
釈尊 | しゃくそん | 釈迦と同じ |
折伏 | しゃくぶく | 悪人・悪法を、威力をもってくじいて仏法に従わせること。<=>攝受 |
寂滅為楽 | じゃくめついらく | 迷いの世界から離れた心安らかな悟りの境地が、楽しいものであるということ。 |
捨心聞持 | しゃしんもんじ | 求聞持法と同じ |
娑婆 | しゃば | 苦しみに満ちた耐え忍ぶべき世界。俗世間。 |
娑婆世界 | しゃばせかい | 娑婆と同じ。苦しみに満ちた耐え忍ぶべき世界。俗世間。 |
十悪 | じゅうあく | 「十悪」は殺し、盗み、不純な異性関係、嘘、戯れ言、乱暴な言葉、陰口、貪欲、怒りや憎しみ、誤った見解のこと。 |
十悪五逆 | じゅうあくごぎゃく | 十の悪い行いと、五つの憎むべき罪 |
十一面 | じゅういちめん | 十一面観音 |
十三仏 | じゅうさんぶつ | 冥界の審理に関わる13の仏(正確には仏陀と菩薩)。 |
十善 | じゅうぜん | 十悪(10種の悪)をなさないこと。 |
十二神将 | じゅうにしんしょう じゅうにじんしょう | 仏教の信仰・造像の対象である天部の神々。薬師如来の分身といわれる 12の神将。 |
十念 | じゅうねん | 念仏、念法、念僧、念戒、念施、念天、念休息、念安般、念身、念死の10種類を行う修行法のこと。浄土教では南無阿弥陀仏を十回称える作法。 |
十八夜 | じゅうはちや | |
十万億土 | じゅうまんおくど | この世から、阿弥陀仏がいるという極楽浄土に至るまでの間に、無数にあるという仏土。転じて、極楽浄土のこと。 |
十夜 | じゅうや | 10昼夜の間、絶えず念仏を唱える行事。 |
十余 | じゅうよ | 十 と余り |
十楽 | じゅうらく | 極楽で味わえる10種のよろこび |
樹甘露法雨 | じゅかんろほうう | 観音経の中の経文の一句 |
衆生 | しゅじょう | すべての生き物の意味。特に、迷いの状態にある生き物(人間)をさす。 |
衆生済度 | しゅじょうさいど | 迷いの苦しみから衆生を救って、悟りの世界に渡し導くこと。 |
衆生清度 | しゅじょうさいど | 衆生済度と同じ |
衆生浄土 | しゅじょうじょうど | 衆生済度と同じ |
出離生死 | しゅつりしょうじ | 迷いの世界を離れ出て、種々の苦を離れること。 |
須弥山 | しゆみせん | 古代インドの世界観の中で中心にそびえる山。 |
准胝 | じゅんてい | 準胝観音。(準提観音) |
峻嶺 | しゅんれい | 険しく高い峰。 |
生々世々 | しょうじょうせぜ | 生きかわり死にかわりして生を得た世。永遠。 |
請じ | しょう-じ | |
聖観音 | しょうかんのん | 聖観世音菩薩 |
上求菩提 | じょうぐぼだい | 菩薩(が上に向かっては菩提(真理と智慧とが一体となっている悟り)を求めることをさす。 |
生死苦海 | しょうじくがい | 輪廻転生(りんねてんしょう)の限りない苦しみを、海にたとえていう語。欲界・色界・無色界の三界(さんがい)をさす。 |
生死解脱 | しょうじげだつ | 煩悩に縛られていることから解放され、迷いの世界、輪廻などの苦を脱して自由の境地に到達すること。悟ること。 |
生者必滅 | しょうじゃひつめつ | 生ある者は必ず死んで滅びる時がくる |
攝受 | しょうじゅ | 衆生(しゆじよう)を教え導く方法の一つで,慈悲の心で,相手をやさしく仏道に入らしめること。<=>折伏 |
清浄水 | しょうじょうすい | 清らかな穢れのない水。 |
浄土 | じょうど | 仏が住する清らかな国。 |
上品 | じょうぼん じょうひん | 品格のあるさま。品のよいさま。⇔下品 |
上品上生 | じょうぼんじょうしょう | 上品往生の中の最上級。 極楽浄土往生の九品(くほん)の中の最上位。 |
唱名、称名 | しょうみょう | 仏の名を唱えること。特に、阿弥陀仏の名号である南無阿弥陀仏を称えること。 |
所願成就 | しょがんじょうじゅ | 抱いている望みが叶うこと。 |
諸願成就 | しょがんじょうじゅ | 日常生活の中で生じる諸々の願いが叶うこと。 |
諸行無常 | しょぎょうむじょう | この世のあらゆる事物は絶えず変化し続け,決して永遠のものではないということ。 |
濁世 | じょくせ | 濁りけがれた世。 |
濁世末代 | じょくせまつだい じょくせいまつだい | 源信著の往生要集の中の一句 |
諸病悉除 | しょびょうしつじょ | 諸病を悉く除く |
諸仏方便 | しょぶつほうべん | 諸仏が衆生を救うために善巧(ぜんぎょう)方便される |
諸法実相 | しょほうじっそう | 全ての存在のありのままの真実の姿のこと。 |
験 | しるし | |
標 | しるべ しるし しめ | |
心願成就 | しんがんじょうじゅ | |
真言加持 | しんごんかじ | 真言密教の加持祈祷 |
瞋恚 | しんい しんに | 十悪の一つ。自分の心に逆らうものを憎み怒ること。 |
真如 | しんにょ | ものの真実の姿。 |
真如の月 | しんにょのつき | 真如によって煩悩の迷いがはれることを、明月が闇を照らすのにたとえていう語。 |
神変不思議 | しんぺんふしぎ | 人知でははかりがたい、まことに不思議な変化。 |
神明 | しんめい | |
水難火難 | すいなんかなん | 水難と火難 |
末 | すえ | |
救 | すく-う | |
直路 | すぐじ じきじ | まっすぐに行ける道。まっすぐな道。近道。 |
住家 棲家 住処 棲処 | すみか | |
住む 棲む 澄む 済む | す-む | |
誓願 | せいがん | 誓いを立てて神仏に祈願すること。がんかけ。 |
誓願成就 | せいがんじょうじゅ | 誓願が成就すること |
施無畏 | せむい | 無畏を施すこと。すなわち相手に危害を加えず恐れをいだかせないこと。三施の一つ。 |
賤 | せん | 卑しいこと。身分の卑しい人。 |
瞻仰 | せんぎょう | 仰ぎ見ること。敬い慕うこと。 |
善根 | ぜんこん | よい報いを生み出す原因としての善行。 |
千手 | せんじゅ | 千手観音 |
泉水 | せんすい | 泉の水 |
禅 | ぜん | 禅宗の略。又は 梵語の音写の禅那の略。又は 坐禅(座禅)の略。 |
禅那 | ぜんな | 梵語のディヤーナの音写 |
た行
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大慈 | だいじ | 仏・菩薩が衆生をいつくしみ苦しみを救う、その広大な慈悲 |
大慈大悲 | だいじだいひ | 「大慈」は仏が衆生を救う大きな慈しみ、「大悲」はその慈悲の心の意。 |
大慈悲 | だいじひ | 「大慈大悲」と同じ |
大悲 | だいひ | 仏が衆生を救う慈悲の心の意。 |
大悲擁護 | だいひようご | 仏が慈悲の心で衆生を侵害・危害から守ること。 |
嫋やか | たお-やか | |
滝津瀬 滝つ瀬 滝ツ瀬 | たきつせ | 滝。滝のような急流。激流。(水が逆巻く意味の「たぎる」より。) |
滝見 瀧見 | たきみ | 滝見観音 |
尋ね 訪ね 訊ね | たずね-る | |
手綱 | たづな | |
奉る | たてまつ-る | |
楽し 愉し | たの-し | |
頼む | たの-む | |
頼母し | たのも-し | |
賜う 給う 玉う | たま-う | |
多聞 | たもん | 多聞天。四天王の内の一つ。毘沙門天。 |
多羅尼 | だらに | |
陀羅尼 | だらに | |
誓 | ちか-い | |
千草 | ちぐさ | |
千年 千歳 | ちとせ | |
千早振 | ちはやぶ-る | 枕言葉 |
忠臣孝子 | ちゅうしんこうし | 忠義心に富んだ家来と、親孝行な子のこと |
中道 | ちゅうどう | |
塵芥 | ちりあくた じんかい | ちりやごみ。 |
終の棲家 終の住み処 終の栖 | つい-の-すみか | 最期を迎える時まで生活する住まい。 |
罪咎 罪科 | つみとが | |
兵 | つわもの へい | |
転法輪 | てんぼうりん | 釈尊が説法して人々の迷いを砕くこと。法輪を転じること。 |
同行 | どうぎょう | いっしょに神仏に参詣(さんけい)する人々。 |
道祖神 | どうそじん | 路傍で石碑や石像の形態で祀られる神で、村の守り神、子孫繁栄、交通安全の神。 |
尊い | とうと-い | |
東方瑠璃 | とうほうるり | 東方にあるという薬師如来の浄土。瑠璃を大地として多くの菩薩が住む。 |
道陸神 | どうろくじん | 「道祖神」と同じ |
読誦 | どくじゅ | 見てよむこと。 |
十声一声 | とこえひとこえ じゅっしょういっしょう | |
永劫 | とこしえ | |
常世 | とこよ | |
迚も | とて-も | |
唱え 称え | となえ | |
頓証 頓生 | とんしょう | すみやかに悟りに達すること。 |
頓証仏果 | とんしょうぶっか | 頓証菩提と同じ |
頓証菩提 | とんしょうぼだい | 速やかに悟りの境地に達すること。 |
な行
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猶 尚 直 | なお | |
眺める 詠める | なが-める | |
流れ | なが-れ | |
南無 | なむ | 帰依する。「帰命」も同じ |
南無阿弥陀 | なむあみだ | 名号のひとつで「六字名号」のこと。阿弥陀仏への帰依を表明する。 |
難行苦行 | なんぎょうくぎょう | 悟りを開くため、種々の苦難に耐えて修行すること。また、ひどい苦労をすること。 |
西向観音 | にしむきかんのん | |
爾時無盡 | にじむじん | 観音経 の中の一句 |
二世 | にせ にせい | 現世と来世。今生と後生。この世とあの世。 |
二世安穏 | にせあんのん | 「二世安楽」と同じ |
二世安楽 | にせあんらく | 世の願によって得られる果報。仏の慈悲によって二世にわたって安楽を得ること。 |
如意宝珠 | にょいほうじゅ | 霊験を表すとされる宝の珠 |
如意輪 | にょいりん | 如意輪観音 |
如来弘誓 | にょらいぐぜい | 如来の弘誓 |
如来供物 | にょらいくもつ | 如来の供物 |
庭の砂子 | にわ-の-いさご | 庭の砂 |
忍辱 | にんにく | 仏教の菩薩行の実践徳目の布施、持戒、忍辱、精進、禅定、智慧の六つ、すなわち六波羅蜜の第三。侮辱や苦しみに耐え忍び、心を動かさないこと。 |
念珠 | ねんじゅ | 数珠 |
念彼観音力 | ねんぴかんのんりき | 観音経の中の一句 |
能化 | のうげ のうけ | 僧侶社会において長老、学頭などの指導者、先生、師範のような存在 |
後の世 | のち-の-よ | 将来。後世。死後の世。来世。あの世。 |
登る 昇る 上る | のぼ-る | |
法 | のり |
は行
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馬喰 博労 伯楽 | ばくろう | |
運ぶ | はこ-ぶ | |
蓮 | はちす はす | |
蓮葉 | はちすは はすは | |
八大地獄 | はちだいじごく | 地獄の8つの形相で、等活・黒縄・衆合・叫喚・大叫喚・焦熱・大焦熱・無間の八つの地獄をいう。 |
八苦 | はっく | 人間の八つの苦しみ。生・老・病・死の四苦に、愛別離苦・怨憎会苦・求不得苦・五陰盛苦を加えたもの。 |
八功徳水 | はっくどくすい | 8種類のすぐれた性質をそなえた水のこと。仏陀の清らかな国土 (たとえば極楽世界) にある池などにこの水がみなぎっているとされる。 |
八功徳池 | はっくどくち | 八功徳水の浴池 |
八苦奈落 | はっくならく | 八苦でどん底の地獄。 |
抜苦与楽 | ばっくよらく | 仏や菩薩が衆生の苦しみを抜いて福楽を与えることをいう。 |
馬頭 | ばとう | 馬頭観音 |
遥々 | はるばる | |
晴間 | はれま | |
般若 | はんにゃ | |
万法 萬法 | ばんぽう | |
彼岸 | ひがん | 向こう岸。対岸。仏道に精進して煩悩を脱し、涅槃に達した境地。 |
毘沙門 | びしゃもん | 毘沙門天。四天王の内の一つ。多聞天。 |
美妙 | びみょう | 非常に美しくすぐれていること。 |
平等大悲 | びゃうどうだいひ | |
平等大会 | びゃうどうたいへ | あらゆる差別を離れた絶対平等の慈悲 |
白衣 | びゃくえ びゃくい | 白衣観音 |
白道 | びゃくどう | 極楽浄土に通じる白い道 |
百福荘厳 | ひゃくふくしょうごん | 100の福徳によって飾られた仏の三十二相。 |
平等利益 | びょうどうりやく | 拝む者に仏が平等に与える利益。 |
深い | ふか-い | |
不可思議 | ふかしぎ | |
不空羂索 | ふくうけんじゃく | 不空羂索観音 |
福聚 福寿 | ふくじゅ | 観世音菩薩の福徳 |
福寿円満 | ふくじゅえんまん | 幸福で長命で不満や争いのないこと |
福聚海 福寿海 | ふくじゅかい | 福聚海無量を参照 |
福聚海無量 福寿海無量 | ふくじゅかいむりょう | 観世音菩薩の功徳は「福を聚めた大きな海のように量に限りが無い」という意味 |
福寿無量 | ふくじゅむりょう | 福寿海無量と同じ |
福智 | ふくち | 福と智。菩薩の善を行なって徳を積む福行と、自己の悟りを完成するための智行。 |
普賢 | ふげん | 普賢菩薩 |
不浄 | ふじょう | 清浄でないこと。 |
札打 | ふだうち | 巡礼などが参拝のしるしとして、各札所の所定の位置に札を貼付けること。(昔は木札を打ち付けた) |
札納 | ふだおさめ | 巡礼などが参拝のしるしとしてお札を納めたりすること。 |
補陀落 補陀洛 普陀落 普陀洛 不陀洛 | ふだらく | 観音が住むという理想郷の八角形の山。 |
仏縁 | ぶつえん | 仏との間に結ばれる縁 |
仏陀 | ぶつだ | 悟りの最高の位「仏の悟り」を開いた人を指す。 釈迦牟尼をも意味する。 |
仏法 | ぶっぽう | 仏が説いた教法 |
仏法僧 | ぶっぽうそう | 仏と法(教え)と僧。三宝。 |
不動 | ふどう | 不動明王 |
普門 | ふもん | 普(あまね)く門(かど) |
普門示現 | ふもんじげん | 観音が世を救済するに、広く衆生の機根(性格や仏の教えを聞ける器)に応じて、種々の形体を現じる。 |
平和観音 | へいわかんのん | 主に第2次世界大戦の戦没者を弔い平和を祈願するために建立された観音 |
遍照 | へんじょう | あたりくまなく照らすこと |
弁天 | べんてん | 弁財天。弁才天 。 |
宝号 寳號 | ほうごう | 仏・菩薩(ぼさつ)の名。 |
法輪 | ほうりん | 仏の教法。 |
菩薩 | ぼさつ | 菩提を求める衆生(薩埵)を意味する。菩提薩埵。 |
菩提 | ぼだい | 仏の正覚の智。さとり、仏の悟りの境地。極楽往生して成仏すること。 |
施 | ほどこ-す | |
微笑観音 | ほほえみかんのん | |
袰月 | ほろづき | |
本願 | ほんがん | 仏・菩薩が衆生を救うために起こした誓願。 |
煩悩 | ぼんのう | 心身にまといつき心をかきみだす、一切の妄念・欲望。 |
梵音 | ぼんのん | 読経の声。仏教の音楽。 |
ま行
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参り下向 | まい-り-げこう | 神仏に参って帰ること。 |
参る 詣る | まい-る | |
真菰菖蒲 | まこもしょうぶ まこもあやめ | |
祀る | まつ-る | |
松風 | まつかぜ | |
円か | まど-か | |
守る 護る 衛る | まも-る | |
曼荼羅 | まんだら | 円輪の意。仏の悟った境地。また、その境地に備わる功徳(くどく)を絵にしたもの。 |
万法一如 | まんぼういちにょ | すべてのものは本来その本性が空であって、帰するところは一体であるということ。 |
御影 | みかげ みえい ごえい | |
砌 | みぎり | 時。時節。おり。ころ。 |
汀 水際 | みぎわ | 海・湖などの水の、陸地と接している所 |
御熊野 三熊野 | みくまの | 熊野速玉大社・熊野本宮大社・熊野那智大社の三社からなる熊野三山のこと。 |
御声 | みこえ | |
御心 | みこころ | |
三十一文字 | みそひともじ | ご詠歌・短歌の五七五七七文字 |
弥陀 | みだ | 「阿弥陀」の略。「阿弥陀如来」の略。 |
弥陀三尊 | みださんぞん | 阿弥陀如来を中尊とし、その左右に左脇侍の観音菩薩と、右脇侍の勢至菩薩を配する三尊 |
弥陀如来 | みだにょらい | 阿弥陀如来 |
御魂 | みたま | 神の霊。 人が死んで、その魂(たましい)が神となったもの |
御霊 | みたま ごりょう | 神の霊。 人が死んで、その魂(たましい)が神となったもの |
御手洗 | みたらい みたらし | 神社の入口にある、参拝者が手・口を洗い清める所。 |
御手 | みて | |
御寺 | みてら おてら | |
御堂 | みどう | |
御名 | みな | |
水上 | みなかみ | 上流。川上。物事の起こり。みなもと。 |
御法 | みのり | 仏法の尊んだ言い方 |
実り 稔り | みのり | 植物の実がなること。実を結ぶこと。収穫。 |
御仏 御佛 | みほとけ | |
微妙 | びみょう | |
深山 御山 | みやま | |
深山路 御山路 | みやまじ | 深い山の中の道 |
御世 | みよ | |
冥加 | みょうが | 神仏から知らず知らずに受ける加護。おかげ。 |
妙智 | みょうち | 偉大なる(妙)、高い境地(智) |
妙智力 | みょうちりき | 偉大なる(妙)、高い境地(智)に到達した人が起こす、様々な現象(力)。 |
妙法 | みょうほう | 妙法蓮華経。法華経 |
妙法蓮華 | みょうほうれんげ | 日蓮宗の「南無妙法蓮華経」の略 |
未来成仏 | みらいじょうぶつ | |
弥勒 | みろく | 弥勒菩薩 |
無畏 | むい | おそれるところのないこと。特に、仏が法を説くときの何ものをもおそれない態度。 |
無益 | むえき | |
無価 無價 | むか むげ | 代価がないこと。 |
迎える | むか-える | |
無垢 | むく | 煩悩から離れて、けがれが無いこと。 |
無垢清浄 | むくしょうじょう むくせいじょう | 煩悩がなく澄んでいる心のこと。 |
無垢世界 | むくせかい | 「法華経」提婆達多品に説く、沙伽羅(しゃがら)竜王の娘の竜女が成仏した世界。 |
無礙 無碍 | むげ | 邪魔するもののないさま。 |
無限地獄 | むげんじごく | 大悪を犯した者が、死後絶えることのない極限の苦しみを受ける地獄。「無間」は間断のないこと。 |
無情 | むじょう | |
無常 | むじょう | 一切のものは、生じたり変化したり滅したりして、一定のまま(常)では無いということ。 |
筵 蓆 | むしろ | |
無刹不現身 | むせつふげんしん | 「観音経」の一句。 観音さまは刹(一瞬)にして赴くことができる。 |
鞭 | むち べん | |
無非中道 | むひちゅうどう | いかなる些細な存在にも中道の真理が備わっている。 |
無辺 | むへん | はてしが無いこと。 |
無明長夜 | むみょうちょうや むみょうじょうや | 悟りの境地に達しないこと。無明ゆえに生死流転していくことを、長い夜にたとえていう語。 |
無量 | むりょう | はかることができないほど多いこと。 |
無量寿 | むりょうじゅ | 阿弥陀仏の寿命が無量であるところから阿弥陀仏のこと。=>無量寿仏。 |
無量寿仏 | むりょうじゅぶつ | 阿弥陀仏の寿命が無量であるところから阿弥陀仏のことを言う。 |
無量諸仏 | むりょうしょぶつ | 限りないほど多くの諸仏 |
無量宝珠 | むりょうほうじゅ | 限りないほど多くの宝玉 |
無量無辺 | むりょうむへん | 限りないほど広々としていること。 |
無漏 | むろ | 漏れるものがないこ。けがれがない,煩悩がないこと。 |
無漏路 | むろぢ | 煩悩(ぼんのう)のない清浄な世界。悟りの境地。⇔有漏路 |
名刹 | めいさつ | 有名な寺。 |
冥途 冥土 | めいど | あの世。死者が行く世界。 |
恵み | めぐ-み | |
漏らす 洩らす | も-らす | |
文殊 | もんじゅ | 文殊菩薩 |
聞法 | もんぼう | 仏教の教法を自己をむなしくして聴聞すること |
や行
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八重一重 | やえひとえ | キリガヤツの別名。 |
八百万代 | やおよろずよ | いつまでも栄え続く世。永久に続く世。 |
薬王 | やくおう | 薬王菩薩 |
厄災消除 | やくさいしょうじょ | 厄や災いを消し去る |
薬師 | やくし | 薬師如来 |
八千草 | やちぐさ | |
八千年 八千歳 | やちとせ | 非常に長い年数。 |
八千代 | やちよ | 非常に長い年代。 |
山路遥々 | やまじはるばる | |
闇路 | やみじ | 闇夜の道。冥土。 |
暗路 | やみじ あんろ | 暗いみち。やみの道。 |
唯心浄土 | ゆいしんじょうど | 一切の存在はすべて心の現れであるという見方から、浄土も自分自身の心の現れであり、心の中に存在するという考え。 |
遊戯三昧 | ゆげざんまい | なにものにもとらわれることなく、仏の境地に遊ぶこと。 または、嫌なことでも、やることそのものを楽しむこと。 |
夢見観音 | ゆめみかんのん | |
由来 | ゆらい | そこから起こり、経て来ていること。 |
欲垢 | よくあか | 欲心が身をけがすことを垢にたとえていう語 |
横道 | よこみち (よこどう) |
① 本道から分かれて横に通ずる道。
② 本筋からはなれた問題。 「話が-にそれる」 ご詠歌の札所名に使われる場合は「よこどう」と呼ばれる様で、横道とは"街道から分岐した、その地域内の往来にしか利用しない道" の意味 |
善し悪し | よしあし | いいか、わるいか、ということ。良否。 |
余所 他所 | よそ | ほかのところ。 |
四方 | よも | 東西南北の四つの方向。まわり。諸方。 |
悦ぶ 喜ぶ 歓ぶ 慶ぶ | よろこ-ぶ | |
萬世 | よろずよ まんせ ばんせ | 永遠。永久。とわ。 |
万世 萬世 万代 萬代 | よろずよ | 永遠。永久。とわ。 |
ら行
Top あ か さ た な は ま や ら わ | ||
羅漢 | らかん | 「阿羅漢」の略。仏教において最高の悟りを得た、尊敬や施しを受けるに相応しい聖者のこと。 |
利生 | りしょう | 仏が衆生に与える利益。 |
利益平等 | りやくびょうどう | 拝む者に仏が与える利益。 |
歴劫不思議 | りゃっこうふしぎ | いくら時を重ねて長く考えてもわからない不思議なこと。永久にわからないこと。 |
龍女成仏 竜女成仏 | りゅうにょじょうぶつ | 〝女性は仏にはなれない〟とされてきたが、8歳の娘が,竜身・年少・女性という悪条件にもかかわらず,一瞬にして変成男子を遂げ,往生したこと。 |
流転生死 | るてんしょうじ | 衆生が彼岸に達することができず限りなくこの世界において生死を繰り返すこと。 |
瑠璃 | るり | つやのある美しい青い宝石。 |
蓮華 | れんげ | ハスの花。 |
蓮華座 | れんげざ | 仏像の台座。ハスの花の形に作る。 |
蓮台 | れんだい | 仏像の台座。ハスの花の形に作る。蓮華座と同じ。 |
老少 | ろうしょう | |
老生 | ろうせい | 老人の男子が自分のことをへりくだって言う語。 |
六観音 | ろくかんのん | 六道の衆生を済度する六種の観音。聖観音・千手観音・馬頭観音・十一面観音・不空羂索観音または准胝観音・如意輪観音。 |
六字 | ろくじ | 「南無阿弥陀仏」の6字のこと。 |
六道 | ろくどう | 衆生がその業の結果として輪廻転生する6種の世界。天道、人間道、修羅道、畜生道、餓鬼道、地獄道の六つ |
六道輪廻 | ろくどうりんね | すべての人は6つの苦しみ迷いの世界を永遠に生まれ変わり死に変わりし続けていること。 |
六波羅蜜 | ろくはらみつ | 涅槃の彼岸に達するために菩薩が行う六種の修行。布施・持戒・忍辱(にんにく)・精進(しょうじん)・禅定(ぜんじょう)・智慧(ちえ)。 |
わ行
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和讃 | わさん | ご詠歌の五七五七七調ではなく、七五調の形式の句を連ねて作られたもの。 |
ご詠歌の法具 |
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札所ご詠歌集 | 国郡藩別ご詠歌 | ご詠歌の流派 | ご詠歌のルーツ・他 | ご詠歌仮名辞典 |
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