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詩歌としての御詠歌のルーツ |
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日本人には 「七音と五音の音の響きを美しいと感じる心」 がある様に思われます。
その音の響きを美しいと感じる心は何処から来たのでしょうか? | |
余談になるのかも知れませんが、
私達は秋の夜長の虫の音を美しいと感じる事があります。 これは当たり前の事だと思っていましたが、どうもこれは日本人だけの特徴のようです。 最新のDNA解析によれば「神の遺伝子」とも言われるY染色体のYAP+遺伝子を持つ日本人だけの感性のようです。 秋の夜長の虫の音を美しいと感じる事は 静かな環境で育ったから という理由だけでは無いようです。 考えて見ますと、平和な静かな環境の中でも、腹を立てていたり、イライラしている時は虫の音は聞こえ無いと思います。 ですから、静かな環境の中で、静かな心だからこそ、(更に言うと)「穏かな心の遺伝子」を先祖代々引き継いで来たからこそ、 虫の音を美しいと感じるのかも知れません。 | |
「七音と五音の音の響きを美しいと感じる心」
と
「秋の夜長の虫の音を美しいと感じる心」
の ルーツは同じ様な気がしてなりません。 | |
最近の調査では縄文時代は紀元前1万6千年位から紀元前3千年位迄の約1万年程続き、
驚くべき事に『縄文時代の1万年の間には争いをした痕跡が全く無い』そうです。
(考えますと、太古の昔に日本列島に到着した人は、食料の奪い合いをしなくても、十分な海の幸や山の幸に恵まれ、穏かに暮らして行けたのだろうと思われます。) その争いのない縄文時代の「穏かな心の遺伝子」は もしかすると、太古からの日本人の心の中に 「秋の夜長の虫の音を美しいと感じる心」となり、 その感性が現在にも伝わり続けている様な気がしてなりません。 また、日本人特有の「侘(わび)・寂(さび)」も穏かな澄みきった心を引き継いでいるからこそ生まれて来たものの様に思われ、 その感性も「虫の音を美しいと感じる心」の感性もルーツは同じ様な気がします。 | |
御詠歌のルーツは
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